2026.05.22
「雨漏り」の季節
ここ数日、雨模様が続いていますね。
少し前までは「もう夏かな?」と思うくらい暑かったのに、ここにきて天気が崩れる日が増えてきました。
雨が続くと、前職時代によく感じていたことを思い出します。
「雨が降ると、雨漏りの連絡が増える😢」
前職では、自社で中古住宅を仕入れて販売する仕事をしていました。
そのため、大雨や長雨のあとに、
「サッシまわりから水漏れしている」
「もしかすると雨漏りかもしれない」
といったご連絡をいただくことが、時々ありました。
雨漏りというと、「屋根が原因」というイメージを持たれる方も多いと思います。
もちろん、屋根が原因のケースもあります。
ただ実際には、意外な場所から水が侵入していることも少なくありません。

特に多かった印象があるのは、バルコニーまわりです。
例えば、
・バルコニー床面のひび割れ
・防水層の劣化
・外壁コーキング(継ぎ目)の割れ
・サッシまわりの隙間
こういった部分から水が侵入しているケースは、本当に多く見てきました。
そして、雨漏りの難しいところは、「水が入った場所」と「実際に漏れて見える場所」が違うことです。
木造住宅の場合は、比較的原因を特定しやすいです。
木は水を吸うため、腐食している場所やシミなどから、ある程度予測を立てやすいからです。
ただ、軽量鉄骨造や鉄骨造になると、一気に難易度が上がります。
鉄骨部分を水が伝っていくため、本当は全く別の場所から水が侵入しているのに、離れた場所に症状が出ることがあります。
「ここが濡れているから、ここが原因だろう」
と思って調査を進めたら、実際は全然違う場所だった、ということも珍しくありません。
そのため、雨漏り調査は意外と地道な作業になります。
よく行われるのは「散水調査」と呼ばれる方法で、水を順番にかけながら原因を探していきます。
他にもサーモグラフィーなどを使うケースもありますが、最終的には現場での目視確認が非常に重要になります。

中古住宅の購入や売却において、雨漏りは比較的大きなお金に関わる部分です。
売却後の契約不適合責任の問題につながることもありますし、購入後に発覚すると、想像以上に修繕費用がかかるケースもあります。
だからこそ、中古住宅を購入する際には、外壁や防水、塗装などのメンテナンスも含めて、あらかじめ予算設計をしておくことが、一つの安心材料になるかもしれません。
住宅は物理的なものです。
だからこそ、小さな劣化を見逃さないことが大切だなと、雨の日になると思い出します☺