2025.09.08
【名古屋市中川区】住まいを選ぶなら必ず確認したいハザードマップ
 
                    はじめに
近年、全国的に台風や豪雨による浸水被害、地震による液状化や建物倒壊など、自然災害のリスクが増加しています。
愛知県でも、庄内川の氾濫や高潮、南海トラフ地震などを想定した被害予測が公表されており、地域によって災害リスクは大きく異なります。
住まいを選ぶ際には、必ず「ハザードマップ」で地域ごとのリスクを確認することが、安心・安全な暮らしの第一歩となります。
本記事では、名古屋市中川区の災害リスクをわかりやすく整理し、住まい選びに役立つ情報をお届けします。
ハザードマップとは
ハザードマップとは、災害時に想定される被害範囲や危険度を地図上に示したもので、国や自治体が作成し公開しています。
主な種類と一般的な内容は以下の通りです。
- 洪水ハザードマップ
 ☞河川が氾濫した際の浸水範囲や浸水深を示します。
 特に河川沿いや低地では被害が大きくなる傾向があります。
- 内水氾濫ハザードマップ
 ☞都市部で下水道や排水施設の能力を超える豪雨が発生した場合の浸水リスクを示します。
 アスファルトで舗装された都市部や低地は要注意です。
- 高潮ハザードマップ
 ☞台風や低気圧で海面が上昇し、沿岸部や低地が浸水するリスクを示します。
 伊勢湾台風の教訓から重要視されています。
- 津波ハザードマップ
 ☞大規模地震によって発生する津波の浸水範囲や避難経路を示します。
 沿岸部はもちろん、内陸部も影響を受ける場合があります。
- 地震(液状化)ハザードマップ
 ☞大地震時の揺れの強さや液状化の可能性を示します。
 特に埋立地や低地では液状化の被害が想定されます。
中川区のリスク
洪水ハザードマップ PDF(中川区)
庄内川・新川・戸田川などの流域に位置する中川区は、広い範囲で浸水リスクがあります。
最大で5m以上の浸水が想定される地域もあり、2階部分まで達する可能性があります。
特に新川~庄内川沿いや低地の住宅街は要注意です。

内水氾濫ハザードマップ PDF(中川区)
豪雨時に下水道や排水能力を超えると、区全域で冠水や地下空間の浸水が想定されます。
鉄道駅周辺や市街地の密集エリアは、排水が滞りやすく、冠水リスクが高いとされています。

高潮ハザードマップ PDF(中川区)
伊勢湾台風級の高潮が発生した場合、新川や庄内川下流域に浸水の可能性が示されています。
内陸部であっても、広域的な被害の一部となる恐れがあるため注意が必要です。

津波ハザードマップ PDF(中川区)
南海トラフ地震の発生時、中川区では最大で約3〜5mの津波浸水の可能性が示されています。
沿岸部から離れた地域でも、河川を通じて津波が遡上し、住宅地に到達する危険があります。

地震ハザードマップ PDF(中川区)
南海トラフ地震や濃尾地震級の大地震では、震度6強〜7の揺れが予想されています。
また、庄内川流域や旧河川敷にあたるエリアでは、液状化のリスクが高く、建物の基礎や地盤改良の有無を確認することが重要です。

まとめ
名古屋市中川区は交通利便性が高く暮らしやすい地域ですが、洪水・内水氾濫・高潮・津波・地震といった多様な自然災害リスクを抱えています。
ハザードマップを確認することで、自分の住む地域のリスクを正しく理解し、災害への備えを強化できます。
HEIBEI不動産では、中川区をはじめとした名古屋市西部やあまエリアに精通し、リスクを踏まえた住まい選びや資産形成のご相談を承っています。
「安全で安心できる住まい選び」を一緒に実現していきましょう。
 
             
                 
                         
                         
                 
                 
                