2026.07.27
先に言えば説明、後から言えば言い訳
長く不動産業界にいると、本当に色々なトラブルを耳にします。
前職でも組織を持っていたときは、屈強な店長やエリアマネージャーの対応フィルターを通ってきた、厳選されたトラブルが上がってきていました。
そのおかげもあり、今ではトラブルの「種」が気になってしまう癖がついています。
土地の取引では、「解体更地渡し」という、買主さんが決まってから測量と解体を進めるケースが多くあります。
私は極力、解体の前に測量をしていただくようにしています。
どこまでが自分の土地か分からない状態で解体を進めるのは危険だからです。
状況によっては「種」というより、発芽レベルの場合もあります。
闇金ウシジマくん(山田孝之さん)に、「ひげだけ剃ってください」と言われても、なかなか難しいです。
ひげだと思って剃った部分が、大切な大切なもみあげだったらトラブルになります。
今日も1件、新築物件のご案内で物件確認をしました。
まだ上棟前で土地の状態だったのですが、境界確定測量の際に隣人と揉めたそうで、「現地での駐車には気を付けてください」とのことでした。
なかなかやりがいのある条件です。
このように、測量も絶対に穏便に進むとは限りません。
測量が不調に終わると、先に解体してしまっていた場合、解体費用が無駄になってしまうこともあります。
また、解体工事でも事前に見積もりは取得します。
ただ、分かるのは見えている範囲だけです。
基礎の下など、見えない部分までは分かりません。
ガラと呼ばれる大きなコンクリート片などが埋まっていることもあり、その処分に想定外の費用がかかることがあります。
実際、大きなコンクリート片を、自分で処分しようとリアリティを持って考えると、
「まずどうやって運ぶんや……」
「というか、小さく砕かないと、トラックに載らない……」
「どこに持っていけばいいんだ……」
「え、なんか専門の手続きがいるのか……」
と、考えれば考えるほどハードルが高いことに気付きます。
先日、食事をご一緒した業者さんも、地中埋設物が見つかった現場があったそうです。
60万円程度の追加費用を想定していた現場が、最終的には100万円を超えてしまったケースがあったと話されていました。
こういった不測の事態については、事前にしっかり説明しておくことが大切です。
最近、ネットでいい言葉を見つけました。
「先に言えば説明、後から言えば言い訳。」
本当にその通りだと思います!