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2025.08.30

点と点が線になり、地域相場や街並みの理解が深まる

#ブログ
甚目寺観音

(写真は甚目寺観音です。通りがかったので撮影してみました。)


最近は、不動産会社の営業開始に向けて、細かな事務作業を一つ一つ進めています。
口座開設、WEBサービスの登録、開業費用の処理、給与計算、請求書作成、各種書類の返送など、やることは盛りだくさんです。


同時に、現地視察も継続中です。
先日は名古屋市中川区を中心に現地視察を実施しました。

今は販売中の物件を確認しながら、地名や街並みの整理、相場価格の把握、地域ならではの不動産特性の理解、さらに販促の工夫を学ぶことを目的としています。

9月以降は、成約事例の現地確認を行い、「実際に売れた価格帯=成約ライン」の感覚をしっかり落とし込んでいく予定です。


なぜ「現地視察」が不動産に欠かせないのか?

不動産には、紙面やデータだけでは分からない情報が数多く存在します。
そこで重要になるのが、トヨタが掲げる三現主義(現地・現物・現実)です。

  • 現地:必ず現場に行くこと
  • 現物:実際のモノを自分の目で確認すること
  • 現実:事実に基づいて判断すること

不動産もまさに同じで、現地に足を運ぶことでしか得られない発見があります。

例えば——

  • 「この道があのスーパーまで繋がっていたのか」
  • 「ここが市区町村の境目だったのか」
  • 「この小学校へは別ルートからも行けるのか」

といった「点と点が線になる瞬間」があり、地域に対する解像度が一気に高まります。

子どもの頃から馴染みのあるエリアでも、視点を変えると新しい発見があります。
これがマーケットを「点」ではなく「面」で捉えるための第一歩です。


相場観を鍛え、仮説精度を高める

不動産は一点モノであり、定価のない商品です。
正解は「売れてはじめて分かる」という難しさがあります。

だからこそ、現地視察を通じて仮説の精度を高めることが重要です。

  • 「この物件とあの物件の中間地点なら、○○万円くらいが妥当だろう」
  • 「こっちの方が住環境は良いから、もう少し高くても売れるのでは」


こうした仮説を持てるようになると、お客様へのご提案の幅が広がります。
また迷われているお客様に対しても納得感のある選択肢をご提示できます。


継続的な取り組みとして

今週中に第一弾の現地視察を完了予定ですが、これはあくまでスタートに過ぎません。
今後も継続的に実施し、地域の不動産市場を立体的に理解していきます。

暑い日が続きますが、地域の皆さまのお役に立てるよう、一歩ずつ準備を重ねてまいります。