2025.12.25
微差は大差
なかなか直接お会いする機会が取れないお客様には、資料をご郵送するようにしています。
不動産の購入や売却は、お一人で完結するものではなく、ご家族やご親族と一緒に話し合われるケースが多いものです。
最近はURL共有やデータ送付が主流ですが、やはり手元で紙を広げながら一緒に確認できる方が、話は進めやすいケースもあるのではないかと感じています。
私自身も、顧客として何かのサービスを検討する立場になることがありますが、スマートフォンだけで完結させようとすると、
ダウンロードの手間がかかったり、目的のデータにたどり着くまで時間がかかったり、うっかりホームボタンを押して画面が消えてしまったりと、手軽な反面、使いづらさを感じる場面も少なくありません。
社会人として働く中で、常々感じている言葉があります。
それが「微差は大差」という言葉です。
好きなエピソードの一つに、元プロ野球選手の古田選手が語っていた話があります。

プロ野球は、週に6試合があり、1試合あたり平均して5打席ほど回ってきます。
つまり、1週間で約30打席。
その中で9本ヒットを打てば、打率3割、一流打者の証です。
一方で8本だと、打率は2割6分6厘。
野球が好きな方なら、この差がどれほど大きいかお分かりいただけると思います。
わずか「1週間に1本」の差で、評価も立場もまったく変わる世界。
その「1本」を積み重ねるために、プロ野球選手は人生を懸けて日々のトレーニングに向き合っています。
微差は大差。
小さな気配りや、ほんの少しの手間の積み重ねが、結果として信頼につながり、満足いただける顧客体験を生み出すのではないかと考えています。
そんなことを意識しながら、これからも一つひとつの仕事に丁寧に向き合い、より良い不動産サービスを提供できるよう、日々成長していきたいと思います!